機器紹介
DSA(血管造影)装置
DSA(血管造影)装置です。
腕または大腿からカテーテルを挿入し、造影剤を流すことで脳や心臓など目的の部位の血管を撮影します。
検査時間は40分ぐらいです。
当院では、DSA室でステント術(血管の狭窄部にメッシュ状の金属を挿入することによって狭窄部を元に戻す手術)を行っております。
MRI
当院では1・5T MRIを導入しています。
強力な磁場内での人体の細胞が持っている磁気性を利用し、コンピュータによって画像化する方法です。
頭部をはじめ頚椎、腰椎などの脊椎や骨、心臓や腹部などの臓器、頸動脈や腎動脈など非造影の血管撮影を行っています。
必要があると判断した場合は造影検査も行います。放射線による被曝は全くありません。
検査時間は1か所につきおよそ30分です。
MRIが診断上優位な適用部位の一例
頭部 | 脳梗塞 | 病変の早期描出や微細な梗塞の検出能の点で、MRIはCTを凌ぎます。 |
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脱髄疾患 | 多発性硬化症をはじめとする脱髄疾患の全般において、MRIはCTに比べて圧倒的に優れた画像診断法です。 | |
脊椎 | 椎間板ヘルニア | MRIでは上下に細長い脊椎脊髄を任意の断面で撮ることができ、骨に影響を受けることなく脊髄内および神経根の病変を診断できます。 |
間接部位 | 腱板診断 | MRIでは関節液を白く光らせる撮影法により、これらの診断に威力を発揮します。 |
靭帯損傷 | ||
半月板損傷 |
X線CT
当院では4列マルチスライスCTを導入しています。
人体にらせん状にX線を当てコンピューターで解析し画像にすることで骨や臓器などを細かく調べることができます。
また、造影検査をすることで血管の3D画像を作成することもできます。
検査時間は1か所につきおよそ2~3分です。
X線透視撮影(CR)
一般撮影ではCRを導入しています。
レントゲン写真を撮影するのは以前と同じですが、デジタル化したのでフイルムが無くなったぶん画像の流れがよりスムーズになりました。
画像の拡大・コントラスト・濃度などが容易に変更できます。
X線透視撮影(DR)
胃透視・脊椎透視(ミエロ)・透視下一般撮影などを行っています。
一般撮影と同様で検査自体は以前と同じですが、デジタル化しているので画像はすぐに診察室に転送できます。
ポータブルX線装置
ポータブルX線装置です。
緊急時などに病室や手術室で患者様が移動できない状態の時に至急の撮影時に使用します。
骨粗鬆症診断装置
骨密度検査をしています。
当院ではX線を使ったDEXA法で検査しています。
骨粗しょう症の診断や治療の経過観察のほか、腎不全患者の経過観察などにも広く用いられています。
測定するのは前腕部だけなので検査時間は3分ぐらいでしかも被曝はごくわずかです。
前のデータとの比較もできます。
胃内視鏡
当院では胃・大腸両方の内視鏡検査を行っています。
胃内視鏡では経口(口からカメラを入れる)と経鼻(鼻からカメラを入れる)の両方があります。
検査中でもモニターで画像を診ることができるので、その場で医師と会話できます。
検査内容については技術紹介を参照してください。
超音波画像診断装置(エコー)
超音波画像診断装置(エコー)です。
超音波を利用して体の中を検査します。放射線による被曝もなく検査も比較的簡単にできます。
主な検査部位として、肝臓・胆嚢・すい臓・腎臓が上げられます。
検査時間は検査部位によってまちまちですがだいたい10~20分ぐらいです。
ポリグラフ
両手・両足の血圧を測定することで血管の硬さを判定します。
血管の年齢が何歳に相当するか、動脈硬化になりやすいのかどうかなどがわかります。
検査時間は5分ぐらいです。
外科用X線透視装置
手術時にX線透視で患部を診る時に使用します。
骨セメント術にも使用しています。
骨セメント術については技術紹介を参照してください。
心電図
心電図です。
デジタル化したので以前のように長い紙を束ねることはなくなりました。
そのぶん速く検査ができ、検査したデータは自動的にパソコンへ転送保存され、すぐに診察室で結果を見ることができます。
眼底カメラ
無散瞳型カメラなので薬は使用しません。
暗い所で眼を慣らしていただくのに10分ほどかかりますが撮影は5分ほどで終わります。